オフラインライセンスの使用状況を追跡することは、ライセンス管理者や資産管理担当者が直面する大きな課題の一つです。オンプレミスソフトウェアのエンドユーザーがインターネット接続が不安定、またはまったく接続できない状況にある場合、多くのライセンス管理ソリューションではライセンス使用状況の記録も停止してしまいます。しかし、アプリケーション自体は引き続き動作し、ライセンスは使用され続けます。
dSPACEのライセンス管理では、この課題がさらに複雑になります。dSPACEはCodeMeterをライセンスに使用しており、ユーザーは最大180日間、ネットワークライセンスをオフラインで自由に借用することができます。dSPACEライセンスサーバーからdSPACE Borrow ContainerまたはCmDongleにライセンスが借用されると、そのライセンスは他のユーザーが使用できなくなり、ユーザーが返却するか、借用期間が終了するまで解放されません。
このため、未使用のライセンスを最適化することが困難となります。さらに厄介なのは、誰がライセンスを借用したのか、ライセンス管理者が把握できないことです。借用の記録が一切残らないのです。
dSPACEライセンスの使用状況を追跡するには:OpenLMでオフライン使用も可視化
OpenLMの「Annapurna」リリースにより、dSPACEを含むあらゆるライセンスのオフライン使用状況の監視がついに可能になりました。エンドユーザーのPCにOpenLM Workstation Agentをインストールするだけで、システムがオフラインの状態でもライセンス使用状況を記録し、インターネットに接続された際にライセンスサーバーへ報告されます。
つまり、dSPACEのライセンスがオフラインのワークステーションやCmDongleで借用されていても、ユーザーがオンラインに戻ったときに、ライセンスの使用状況を追跡できます。また、ライセンスが長時間使用されていない場合には、OpenLMから対象ユーザーに「使用するか返却するように」と通知を送ることができます(カスタムコマンドで設定可能)。
これらの通知は、ライセンス管理者がアイドル状態のしきい値を設定することで有効化されます。しきい値を超えるとユーザーに自動的に通知が送信されます。
dSPACEのようにアプリケーションがオフラインで使用される場合、ライセンス管理者がアプリケーションを直接停止させることはできません。しかし、OpenLM Annapurnaを使えば、非アクティブなユーザーやアイドル状態のライセンスを識別し、さらなる無駄を防ぐための適切な対応が可能となります。
dSPACEライセンスの最適化にOpenLMを活用しませんか?
ご興味のある方は、ぜひこちらからお問い合わせください。